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生コン車のサイズや容量、所要道路幅などを詳しく解説

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生コン車は建設現場などにおいて欠かせない存在と言えます。

生コンの品質を落とさず運搬する機能が備わっている生コン車は、サイズがとても大きいため、現場までの道幅などに注意する必要があります。

また、使用量によってサイズを変えなければなりません。
そこで今回は生コン車の種類やサイズ、最大積載量、通行可能な道幅について詳しく説明していきます。

生コン車とは

建設現場では欠かせない存在の”生コン車”ですが、正式にはミキサー車とアジテータ車という名前があります。

ミキサー車とは現場でセメントや砂利、混和剤と水を混ぜ合わせて生コンを作る車両を言います。

アジテータ車とは生コン工場で製造された生コンを固まらないように混ぜながら現場まで運搬する車両を言います。

少し前までは現場で生コンを作っていたのですが、最近では生コン工場が増えたことで街中を走っている”生コン車”はほとんどがアジテータ車になります。

また、生コン車ではないのですが、高所へ生コンを運ぶときに使用される車にポンプ車があり、コンクリート専用のポンプを使用して圧力により高所へ生コンを打ち込むことが可能となります。

ミキサー車やアジテータ車はサイズが大きいので様々な寸法を把握しておく必要があります。

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生コン車の大きさと容量

生コン車は様々な建設現場などで必要となりますが、その場所によって道が狭く現場にいけない場合や、少量しか生コンを使わない場合もあります。

そのため生コン車には様々なサイズがあり、現場の状況や道路の寸法に応じた生コン車を使用します。

生コン車のサイズ

生コン車を製造するメーカーによってサイズは少し違いますが、おおよそのサイズは以下の通りとなります。

最大積載量 全長高さ
3t5290mm1880mm2805~2835mm
4t5790~5900mm2180~2200mm2980~3060mm
8t6340~6490mm2270~2300mm3275~3380mm
10t~7880~9100mm2490mm3680~3770mm

生コン車の容量

次に生コン車のドラム内の容量、最大混合容量です。

最大積載量 ドラム容量最大混合容量
3t2.5㎥1.2㎥
4t3.2㎥1.6㎥
8t6.3㎥3.2㎥
10t~8.3~9.8㎥4.2~5.0㎥

生コン車の所要道路幅・実走行可能道路幅

生コン車はサイズが大きいため、所要道路幅と通行可能な道路幅が目安としてあります。

生コン車それぞれのサイズごとの数値が以下の通りとなります。

最大積載量所要道路幅通行可能な道路幅
~3t3300~3900mm4000~4400mm
4t4000mm4500mm
8t4500mm5000mm
10t~5000mm5500mm以上

建設現場によっては使用する量が多いのに、使用したい生コン車のサイズでは道が狭かったりすることがあります。

そのような場合、どのような対処方法があるのかを見ていきましょう。

サイズの小さい生コン車で往復する

小さいサイズの生コン車で通れるのであれば、複数回往復して生コンを供給する方法がおすすめです。

ギリギリで通れそうな場合においても、リスクを考えた上で2tの生コン車を使用した方がいいでしょう。

生コン車から軽トラに積み替えて運搬する

多くの生コンを使用しない現場においては、生コン車ではなく軽トラックでの搬送も方法の一つです。

容器をいくつか用意して乗せる方法や、荷台に大きめのシートを敷いて、容器代わりにした上で生コンを運搬する方法があります。

ちなみに軽トラックの最大積載量は350kgなので積みすぎには注意が必要です。

また、生コン車と違ってすぐに品質が落ちてしまうのでなるべく早く使用しましょう。

生コン車から一輪車に積み替えて運搬する

軽トラックなども通れない場所や、現場が広く、実際に生コンを使用するまでに距離がある場合は一輪車を使用して人力で運ぶ方法があります。

注意しないといけないのが生コンの重さで、多く乗せすぎるとバランスを崩してしまう恐れがあります。

怪我には十分に注意しましょう。

関連記事:コンクリートミキサー車の運転に必要な免許とは?車両重量ごとにわかりやすく解説!

関連記事:生コン車(ミキサー車)の寸法表/所要道幅/搬入条件に合わせた対策

まとめ

生コン車には2t~10t以上のサイズがあり、それぞれで大きさが異なります。

また運べる容量も違うため、現場で必要な生コンの量や現場までの道の寸法を確認をする必要があります。

どうしても道幅などにより運搬が難しい場合は、生コン車のサイズを落として運んだり、軽トラックに積み替えて搬送する方法があり、建設現場が広い場合は一輪車に乗せ換えて運ぶことが可能です。

メーカーによって生コン車のサイズも多少異なるため、確認したうえで導入の検討を行うことが大切です。

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