よく「重い荷物を運ぶのが大変!」「休む暇が無くきつい!」と言われる仕事、引越しドライバー。
しかし、そんな引越しドライバーという仕事と相性が合い、楽しく働けている人が存在するのも事実です。
今回は「引越しドライバーのアルバイトをやってみたい」「引越しドライバーに就職・転職したい」と考えている方のために、その仕事内容や年収、メリットやデメリットをご紹介します。
目次
引越しドライバーの仕事内容
「きつい」と言われる引越しドライバーですが、一体どのような点がきついと言われるのでしょうか?
ここでは、引越しドライバーの実際の仕事内容に関してお伝えします。
引越しドライバーはきつい?
体力・筋力に自信があるならOK!
ご存知の通り、引越しドライバーの仕事は、引越しをする人の荷物をトラックに詰め、引越し先の部屋へと運ぶことです。かなりシンプルな仕事内容ですね。しかし、雑貨の詰まった持ちやすいダンボールや椅子・机を運ぶだけではなく、タンスや冷蔵庫といった重くて運びづらい荷物を多く運ぶことも仕事に含まれます。
また、引越しは1日に1箇所というわけではなく、複数箇所の現場の引越しをすることがほとんどです。
荷物をゆっくり慎重に運んでいては、とても何件もの家を回ることはできません。運ぶときは早くミスの無いようにスピード感を持って仕事をして、荷物を降ろした後もすぐに次の荷物を運ぶために、休まず小走りで動いていくような働きが求められます。
こういったゆったりする余裕の無いような仕事内容が、引越しドライバーが「きつい」と言われてしまう理由です。
引越しドライバーは、体力や筋力に多少の自信があっても「きつい」と思ってしまう瞬間は必ずあるような、肉体労働系の仕事になります。
反対に、身体を動かすのが好きな人や「一日中走り回ってもへっちゃらなほど体力が有り余っている!」といった方はあまりきついと感じないかも知れません。当てはまる方は志望動機に書いておくのも良いかも知れません。
引越しドライバーになるのに必要な資格は?
引越しドライバーに必要な資格は自動車の運転免許です。
小型の1,2トントラックであれば普通自動車免許のみで仕事に従事することもできますが、大手の引越し会社、そして会社や事務所の大量の荷物の引越しを受け持っている会社であれば、中型トラックや大型トラックの運転免許が必要になるかと思います。
また、忘れてはいけないのが、「体力に自信があること」も引越しドライバーに必要な資格ということ。
体力や筋力があまり無い方、デスクワーク希望の方、「数時間働いたらちょっとは休みたい」と考えているような方は、繁忙期の業務をこなしていくのは苦しいかも知れません。
「一日中動いていても大丈夫!」「他の誰よりも体力に自信がある!」といった方こそが、引越しドライバーに本当に必要な資格のように感じます。
関連記事:引っ越し業務に筋肉は必要?作業の流れやコツを詳しく解説
ドライバーの求人を検索する(無料)引越しドライバー平均給与
引越しドライバーの平均年収は300万~400万前後のようです。通常の給料に加えて繁忙期の残業手当や業績給なども加算されるため、新卒でも年収300万近く稼ぐことができます。
そのため、「高い給料がもらえる仕事がしたい」という方にとっては、引越しドライバーになって良かったと感じる方も多いようです。
出来高制で収入が不安定なタクシードライバーや、夜間も働きづめになる運送ドライバーと比べると、引越しドライバーは比較的給料も休みも安定している印象があります。
関連記事:引越し屋の給料は本当に高い?引越し屋の給料と独立開業の可能性とは?

引越しドライバーになるメリット・やりがい
ここからは、引越しドライバーになるメリットとやりがいについてご紹介します。
メリット① 作業が早く終われば早く帰れる
引越しドライバーは1日あたり何件、と作業の件数が決まっているため、素早く作業を進めて仕事を時間内に終わらせれば、残業しなくて済みます。また、夜間の引越し業務はあまり無いため、深夜勤務もほとんどありません。
そのため、引越しドライバーは比較的残業の少ない業種と言ってもよいでしょう。
ただし、3月4月などの繁忙期は当然件数が多くなるため、ある程度の残業は覚悟しておいた方が良いでしょう。
メリット② 収入が安定している
先程書いたとおり、引越しドライバーは他の配送・運転系の仕事と比べて比較的収入が高く、安定しています。
そのため、他業種からの転職やスキルアップを考えている方にとって、引越しドライバーという選択はやりがいがあって良いでしょう。
メリット③ 未経験でも安心
引越しドライバーになるためには、最低限トラックを運転するための免許さえあれば大丈夫です。
そのためか、引越しドライバーになった方の多くは未経験から始めています。
また、アルバイトや派遣といった業務形態についても、現在は様々な形に対応しており、研修制度が充実している会社も多いです。
引越しドライバーになるための敷居は低く、経験が無くても挑戦しやすい職種と言えるでしょう。
関連記事
・トラックドライバーに向いている人の特徴は?向き不向きを紹介
引越しドライバーになるデメリット
ここからは、先程とは反対に引越しドライバーのデメリットについてお伝えします。
デメリット① ケガや事故の可能性があり、環境が過酷
引越しドライバーは、重い荷物を急いで運ぶ必要があり、慣れないうちは筋肉痛や小さなケガが耐えない日々が続くことが多いです。
そして業務に慣れた後も、疲れていたり油断したりすると、重大なケガや事故を起こしてしまう危険性もあります。
また、引越しドライバーは夏場の猛暑日でも雪が積もっている真冬でも、主に屋外で荷物を運ばなければなりません。デスクワークと比べて熱中症や寒さが原因のミスやケガなど、外の環境にも配慮して仕事を続けなくてはならないというのは、人によってはかなりきつい仕事と言ってもよいでしょう。
引越しドライバーという仕事は、常に危険のある過酷な環境での仕事ということは、しっかりと理解しておくようにしましょう。
デメリット② コミュニケーション能力が重要
引越しドライバーをすぐに辞めてしまった人の意見として、「上下関係が厳しい」というものが多くあります。引越しに関わる仕事は体力勝負のため、体育会系の人が多く、理不尽に怒鳴ってくる先輩や上司も存在するそうです。
慣れない新人のうちは、先輩から厳しい言葉で叱られることも多いことは覚悟しておきましょう。ただし、しっかりと業務に励んでいれば、一目置かれて可愛がってくれることもあります。
普段の仕事をする上でも、チームワークが必要となってきますので、コミュニケーション能力に自信の無い方は、よく考えておきましょう。
まとめ
今回は引越しドライバーの仕事内容や、引越しドライバーになるメリットやデメリット、その平均年収に関してご紹介しました。
「引越しドライバーはきついかも知れない……」と迷っている方は、自分の体力や仕事内容をよく検討した上で志望し、挑戦するようにしましょう。
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国際基督教大学卒。エン・ジャパンの新規事業企画室でHRTech(SaaS)の事業企画と営業を経験。シード期のHR系スタートアップでインサイドセールスとキャリアコンサルタントに従事し全社MVPを獲得。その後、5年で300名と急成長するベンチャー企業ネクストビートにて、高所得女性向け情報メディア事業、ホテル向け人材事業の立ち上げを行う。