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小型トラックの種類・形状・寸法・免許・価格相場は?徹底解説!

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トラックの中で一番小型の種類なのが小型トラックです。一口に小型トラックと言ってもその荷台の形状や運搬する荷物はさまざま。

今回は小回りが利いて近距離から中距離の輸送に向いている小型トラックについてご紹介します。また小型トラックを運転できる免許種類や取得条件、費用なども解説していきます。

これから小型トラックの購入を検討されている方や、小型トラック乗務の仕事を考えている方はぜひ参考にしてください。

 

1 小型トラックとは?

引用画像 引用元:ベストカーWeb

それでは小型トラックとはどのような定義のトラックを指すのでしょうか?その種類や寸法の他に、どんな場面で活躍しているかも見てみましょう。

 1.1 小型トラックの定義とは?種類や寸法は?

一般的に小型トラックと定義される車両は、道路運送車両法という法律上の区分と、トラックメーカーが定めた区分の二種類の分け方があります。

それぞれにどのような寸法や分け方にしているのか見ていきましょう。

道路運送車両法の保安基準による区分

  • 寸法:全長4.7m以内×全幅1.7m以内×全高2.0m以内
  • 車両総重量:3.0t未満

トラックメーカーによる区分

  • 寸法:全長4.7m以内×全幅1.7m以内×全高2.0m以内
  • 車両総重量:5.0t以内
  • 最大積載量:3.0t以内

小型トラックには荷台の形がさまざまな種類があります。主な種類はこちらになります。

  • 平ボディ・・・荷台がフラットでアオリが付いている種類
  • バンボディ・・・アルミ製の箱型をしており、風雨から荷物を守る種類
  • 保冷車・・・荷台に断熱加工がされているため、外気の影響を受けにくい種類
  • 冷凍冷蔵車・・・冷凍・冷蔵装置が付いており、生鮮食品や冷凍食品の運送に使われる種類

このように車両重量は軽量ですが、荷台の形状によっていろいろな種類の荷物を運べるのも特徴です。

 1.2 小型トラックが活躍する場面

小型トラックはそのコンパクトさで小回りが利くことから、地場と呼ばれる近隣地域での配送に便利です。

また山間部や狭い田舎道も通れるため、場所を選ばず走行できます。他にもこのような用途で小型トラックは使用されています。

  • 建材などを積んで建築現場と会社の間を走行
  • 農機具や作物などの運搬のため田畑と自宅の往復
  • 冷凍冷蔵車でスーパーやコンビニなどへ食料品を配送
  • 宅急便などの宅配で使用
  • メーカーや問屋などへの配送

 1.3 小型トラックを運転するには?

そして小型トラックを運転するにはどのような免許を持っていなければいけないかをご存知ですか?

実は普通免許でも小型トラックを運転できます。また2017年3月に新しく免許区分に加わった「準中型免許」では、さらに大きな小型トラックの運転が出来るようになりました。

それぞれの免許で運転できる車両の種類は下記の通りです。

準中型免許があれば、トラックメーカーで区分されている小型トラックも乗ることが出来るんですね。

またAT限定免許でも運転できる小型トラックもあります。詳しくは下の記事をお読みください。

https://joblogi.jp/journal/truck/309/

 

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・2tトラックはオートマ免許でも運転できるかをわかりやすく解説

・3トントラックの車両・荷台サイズ・積載量など車種ごとに徹底解説!

2 小型トラックの種類 車種で有名なのは?

 

次に各トラックメーカーが売り出している小型トラックをご紹介していきます。様々な種類のラインナップや使いやすい機能があります。

 2.1 小型トラックの種類の例①いすゞ エルフ

引用画像

引用元:いすゞ自動車(エルフ)

小型トラックのラインナップも充実しているのが、いすゞのエルフです。また低公害車シリーズとしてディーゼルや圧縮天然ガスを使用した小型トラックも展開。

  • 平ボディ
  • ダンプ
  • ダブルキャブ
  • カーゴタイプ
  • バンタイプ

上記の種類の中に、キャブ幅の異なる3種類や標準から超ロングボディまでをシリーズ展開しています。

安全性が特に優れていて、人などを検知するステレオカメラなどを搭載。燃費の向上と排出ガスの低減を両立する、次世代のクリーンディーゼルエンジンを搭載しています。

 2.2 小型トラックの種類の例②日野 デュトロ

引用画像

引用元:日野自動車(デュトロ)

発売から20年以上のロングセラーを誇る日野デュトロは、衝突被害軽減ブレーキを標準搭載。また荷物の積み下ろしがしやすい低床タイプなどの種類も豊富です。

  • カーゴタイプ
  • ダブルキャブ
  • ダンプ
  • ミキサー車

また日野のデュトロの特筆すべき点は、何といっても数々の安全性能です。経済産業省が制定したサポカーとして衝突回避や死角の無い視野を実現。

またトラックドライバーの体型を選ばず快適に運転できるシートなどを搭載しています。

 2.3 小型トラックの種類の例③UD カゼット

引用画像

引用元:UDトラックス(カゼット)

総輪ディスクブレーキやABSをはじめとする安全性能や、広々として快適な運転環境が特徴。また雪道でも滑りにくい4WD車もラインナップしています。

UDトラックスの小型トラックの種類は、ダンプとカーゴの二つです。また最新技術として、次のような性能を搭載しています。

  • デュアルクラッチ式AMT
  • 尿素SCRシステム
  • ハイブリッドシステム

環境にも優しく燃費も良いと、日本の顧客ニーズにも合っています。またデュアルクラッチ式AMTを採用することで、スムーズな変速と変速時間の大幅な短縮を実現しています。

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・トラックの種類とサイズの一覧|大型・中型・小型はどう違う?サイズと寸法を解説!

3 小型トラックの種類と実際に運転するには?

 

それでは小型トラックの種類や運転できる免許について解説していきます。特にこれから小型トラックでの仕事を考えている方はぜひお読みください。

 3.1 普通・準中型免許で運転できる車

小型トラックは普通免許もしくは準中型免許を持っていれば運転できます。それぞれの免許で運転できるトラックの種類を見ていきましょう。

新型普通免許とは平成19年6月2日から平成29年3月1日の間で取得した方です。新型普通免許で運転できるトラックの種類はこちら。

  • いすゞ エルフ(車両総重量4.65t 最大積載量2t)
  • 日野 デュトロ(車両総重量4.65t 最大積載量2t)
  • UD コンドル(車両総重量4.99t 最大積載量2t)      

旧型普通免許とは平成19年6月1日まで取得しており、8トンの限定が付いている方です。旧型普通免許で運転できるトラックの種類はこちらです。

  • いすゞ フォワード(車両総重量7.99t 最大積載量3.85t)
  • 日野 レンジャー(車両総重量7.97t 最大積載量3.05t)
  • 三菱 ファイター(車両総重量7.99t 最大積載量3.7t) 

最後に準中型免許で運転できるトラックの種類はこちら。

  • いすゞ フォワード
  • いすゞ フォワードジャストン
  • 三菱 ファイター
  • 日野 レンジャー
  • マツダ タイタン           

準中型免許を持っていれば一体何tまで運転できるのか、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。

https://joblogi.jp/journal/truck/818/

 3.2 普通・準中型免許取得方法(条件、費用など)

それでは普通免許と準中型免許の取得方法を見ていきましょう。また必要な費用についてもご紹介していきます。

はじめに普通免許を取得するための条件はこちらです。

  • 満18歳以上
  • 視力は片眼で0.3以上、両眼で0.7以上。ただし片目で0.3未満の時は、視野が左右150°以上であること(矯正可)
  • 信号の三色が識別できること
  • 10メートル離れた場所で90dbの警音器の音が聞こえること(補聴器可)

次に準中型免許の条件を見ていきます。

  • 満18歳以上
  • 視力は片眼で0.5以上、両眼で0.8以上、深視力は2.5m離れた場所で平均誤差が2.0cm以内であること(矯正可)
  • 信号の三色が識別できること
  • 10メートル離れた場所で90dbの警音器の音が聞こえること(補聴器可)

最後に普通免許と準中型免許の費用相場はこちらです。

ただしこちらの費用は地域や自動車学校によって異なります。正確な費用金額を知りたい方は、実際に希望する自動車学校にお問い合わせください。

さらに詳しく普通免許の取得方法などを知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

https://joblogi.jp/journal/truck/3985/

 3.3 普通・準中型免許取得の難易度

実際に免許を取得する時に気になるのが、免許取得の難易度です。

普通免許を取得するには、既定のカリキュラムを終えて学科試験と技能試験を行います。自動車学校に入校した場合は卒業試験と呼ばれる技能試験を合格した後に適性検査、学科試験を通過すれば免許が取得できます。

自動車学校で技能試験ができれば問題ないのですが、何らかの事情により免許試験場での試験になる場合はかなり難しく、合格率は低くなります。

一方の準中型免許においても、自動車学校での技能試験に比べて免許試験場での技能試験は難関です。現役の警察官が試験官を務めるため、小さなミスでも不合格になる場合が。

どちらの免許に関しても、出来るだけ自動車学校で技能試験をすることをおすすめします。

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4 まとめ

 

今回は小型トラックの種類やメーカーごとの車種、小型トラックを運転できる免許について見てきました。

最近では準中型免許という新しい免許区分が導入され、より若い方でも小型トラックの運転が出来るようになりました。

ますます進化する小型トラックの性能と共に、私たちの暮らしにもより身近な存在として活躍してくれそうです。

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