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配送ドライバーの仕事って簡単?仕事内容と給料事情を解説!

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近年、配送ドライバーを志願する方が年齢を問わず増えています。

「興味はあるが実際はどんな仕事なのだろう?」

「配送ドライバーは街中でよく見かけるけど、いったい収入はいくらぐらいなんだろう?」

「車の運転は好きだけどそれだけでやっていけるのか?自分に合った仕事なのだろうか?」

など、いろいろわからない事があると思います。

今回はそんな疑問に答えるべく調べてみましたので、ぜひご参考にしてください。

配送ドライバーの仕事内容

具体的な業務内容

配送ドライバーにはいろいろな種類があります。トラックも運転が簡単な小型車~難易度の高い大型車、配送距離も車中泊が必要な長距離から地元の一定のエリアを廻る宅配や、担当エリアの店舗や企業を周期的に廻る比較的簡単なルート配送など。雇用形態も配送企業の社員となってトラックに乗る社員ドライバーから個人事業主となり配送企業と業務委託したりや仕事を請負う形態など様々な働き方があります。

一般的には業務の内容は荷積み・配送・配達・荷下し・集荷・梱包・伝票作成・簡単な金銭授受などがあり、セールスドライバーなどは配達時に顧客や企業に簡単なセールスをしたりします。

1日の仕事の流れ

ごく一般的な配送ドライバーの一例



7:00

自宅出発

8:00

営業所到着

アルコールチェックを行なう

当日の配送ルート・スケジュールの確認。

上司・担当リーダーと簡単な打ち合わせ

荷物の積み込み・最終確認

8:45

配達車の簡単な運行前チェック

午前便の配送出発

午前中配送指定の荷物や住宅地密集地域を中心に配送。

 

12:45

営業所へ戻る

昼食をとる

配送漏れがないかチェック

13:45

午後便の配送に出発

時間指定を優先に配送開始

 

20:00

帰社

点呼・日報提出

退社

企業や業種、雇用形態によって様々ですので、あくまで一例です。

また下の動画はある長距離配送ドライバーの大まかな一日を記録したものです。

配送ドライバーがどのように一日を過ごしているのか、参考になると思いますのでぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=415&v=N0H-OJ1-7QM&feature=emb_title

関連記事:コンビニ配送はきつい?1日の仕事流れ、メリットやデメリットなど解説!

配送ドライバーの給料事情

配送ドライバーの年収は、トラックの種類や業種によってずいぶん違ってきます。

また性別や都市部か地方であるかや、業種によっては自分でトラックを購入して持込みで仕事を請け負う「持込みドライバー」であったりすると、給料はずいぶん高くなったりします。

トラック運転手の全体の平均年収は393万円程度とされています(賃金構造基本統計調査調べ)。統計を確認してみると、平均年齢は46歳で大半が10年以上勤続しているとのデーターになっています。

なお最近の傾向としては2020年に向けた東京オリンピックに向けてドライバーの需要が増えているため、平均年収も増加傾向にあるとされています。

内訳として男性が456万円、女性が326万円となっています。

ただしトラックの大きさや走行距離によって年収には大きな差が出てきます。

例えば長距離トラックの運転手は年収約400万円~750万円となっており、歩合制が多い長距離トラック業界では年収の差も大きくなっています。

次に大型トラックのドライバーもやや高給で年収420万円程度になるとの統計があります。特に大手宅配会社の配送センターの仕事や、陸送会社の大型トレーラーでのコンテナ運搬などは高額な年収となります。

大型トラックのドライバーになるには4tトラックなどの運転経験が必要で、大型と比較して運転の簡単な中型トラックドライバーからの転身者も多いようです。

主に4tトラックを運転する中型トラックドライバーの平均年収は380万円程度となっています。大型トラックと違い走行距離が短い場合が多いので車中泊の必要などはなく、主に決められたコース内での配送となり給与も大型と比べ低い傾向にあります。

  • 全体の平均年収    ・・・平均年収約393万円ぐらい
  • 長距離トラックの運転手・・・平均年収約400万円~750万円ぐらい
  • 大型トラックの運転手 ・・・平均年収約420万円ぐらい
  • 中型トラック運転手  ・・・平均年収約380万円ぐらい

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配送ドライバーの仕事が簡単だと思われるポイント

人付き合いに悩まされることが少ない

企業に属する社員ドライバーになるにせよ、個人事業主で配送ドライバーになるにせよ、どちらにしても出社して点呼や指示を受けて、配送が終わって一日の最後には簡単な業務報告をするのが一般的です。ですので全く人付き合いがないわけではなく、一般常識レベルのの簡単な挨拶や会話は業務をスムーズに行なうためには大切なことです。

しかしながら一旦荷物を積んで出発し運転中は、配送車の中は完全にプライベート空間になりますし、音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだり、休憩したりと気楽に仕事ができます。

一般企業のオフィス内での仕事のように、上司や周りの人に気を配りながら会話や行動することが苦手な人にとっては、性に合っている、楽で簡単な仕事と感じるかもしれません。

普通免許だけでも職に就ける

軽トラックを使用しての配送ドライバーの場合、普通免許だけで誰でも簡単に仕事をすることができます。それだけでなくより簡単に運転できるAT車限定免許でも大丈夫だったり、車を持ってなくてもリースできたりするところもあります。

勤務日をある程度自由に決められる

特に個人事業主として配送ドライバーをする場合は、ある程度勤務日を自分の予定に合わせて決められる自由度があります。しかし自分で決められる裁量が多い分、仕事の進捗状況の把握や管理はしっかりする必要があります。一事業主としての自覚が必要となるので、決して経営を簡単に見てはいけません。

仕事内容の大半がトラックの運転

宅配で各家庭に配達するときや法人顧客に荷物を配送するとき、荷受する顧客と接する際に最低限の簡単な会話やビジネスマナーが必要になりますが、その他は基本運転が業務の大半です。

運転技術は日々の運転で必ず上達していきますが、元々運転が好きであることは配送ドライバーとして大きな資質といえるでしょう。運転が好きだと業務の大半が楽しく簡単だと思える反面、嫌いだと一日の多くをきつい仕事として過ごさねばなりません。

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配送ドライバーに転職する前に知っておきたいこと

上記したように配送ドライバーは運転さえできれば比較的自由度が高く、簡単な仕事の部類に入るでしょう。しかしながら「簡単な仕事」と「楽な仕事」はイコールではありません。実際ちまたでは配送ドライバーが簡単な仕事との評判が多いですが、適正を間違うと「こんなきつい仕事とは思わなかった」となりかねません。

そうならないためにも、配送ドライバーになる前に知っておくべきことを紹介します。

とにかく体力が求められる

体力があることは宅配ドライバーとして大切な要素になります。

収入を維持もしくは増加させていくためには、どうしても配達量を増やしていくことが必要です。たくさんの荷物を扱うということはたくさんの配達先を訪れなければなりません。配達先がエレベーター無しで5階まで階段で昇らなければならないこともあれば、店先まで車を着けられずかなりの距離を運ぶことになる、といったこともよくあり体力のない人にとっては決して簡単なことではありません。

荷物の持ち方や簡単に運ぶポイント、腰を痛めない秘訣など教えてもらったり、身につけていったりするとは思いますが、体力・筋力はあるに越したことはありません。

仕事内容が単調になりがち

同じ道を通って毎日同じ作業の繰り返しが多いルート配送の場合、特に仕事内容が簡単で単調になりがちです。最初は気が張って新鮮な気分で取り組めるのですが、慣れてくると簡単に思えてきて単調に感じがちです。こういう時仕事と割り切って業務に専念できる忍耐力が大切になります。

どんな仕事もそうですが、慣れてくると自己や怪我をしやすいものです。単調で簡単と感じ出した時こそ気を引き締めて「初心忘るるべからず」です。

安定した収入を得るには相応の仕事をこなす必要がある

配送ドライバーを会社に入って社員ドライバーになるか、個人事業主として営むかは大きな選択となります。

社員ドライバーならガソリン代などの必要経費は会社が負担してくれるはずですが、個人事業主の場合経費は全て自分で負担しなければなりません。ざっと例をあげると、ガソリン代、2年に一度の車検代、自賠責保険と車両保険代の他駐車場代や運転距離が伸びれば伸びるほどメンテナンス代も掛かってきます。利益から必要経費を捻出し続けることは決して簡単ではありません。

また完全歩合制の仕事なら荷物を一つ届けるごとにいくらという簡単なシステムなので、届ける数が増えるほど収入も増します。

大体配送単価が100円~200円ぐらいが相場で、月収30万円欲しいなら25日勤務で一日12,000円稼がなければなりません。配送単価が100円なら120個配らなければなりませんが、この数は熟練ドライバーが集合住宅の多い地域でめいいっぱい頑張って届くかどうかの数ですので、なかなか簡単には達成できない数字です。

仕事内容が単調なので一見簡単そうという評判を耳にしますが、実際は配送地域を熟知してルートを効率的にまわり、配達数と単価を徐々に上げていくことで収入が増えていくという、なかなかきつい仕事でもあります。

業種と会社選択が重要

まず業種は扱うトラックの大きさや配送距離により大きく収入が違ってきますが、運転の適正やライフバランスによって自分に合った働き方があるはずです。自分に合っていない業種を選んでしまうときつい仕事となり長続きしませんので、その点を見極めることはとても大切です。

また配送企業を選ぶとき、しっかり利益が出ていて仕事量と従業員が比較的豊富な企業を選ぶことが大切です。そういった企業は固定給の最初の設定も25万円位からになり、不安定な企業の15万~22万位の設定とはかなり差があるはずです。

現在物流業界は従業員不足を感じている企業が多いので、簡単ではないですがきっと条件の良い企業を見つけることができるはずです。

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まとめ 

配送ドライバーという仕事について紹介してまいりました。

配送ドライバーを個人ではじめたいという方が年齢を問わず増えています。

自分のペースで仕事がしたい方や、仕事内容が簡単そうと思う方や、職場の人間関係が苦手という方も多いのですが、大きな理由としては個人の働き方やワークバランスが多岐に渡ってきていることが挙げられます。

現実としては簡単な仕事ではありますが、決して楽な仕事ではありません。しかし上記に紹介したとおり、配送ドライバーに向いている人にとっては楽でどんどん稼げる天職になりえる仕事です。

最初は収支計画が簡単な固定給から入り、慣れてきたら歩合給へ変更しながら、スポット便やチャーター便などいろいろな形態の仕事を組み合わせていくことで比較的簡単に収入を増やすことが可能となります。

自らが向いていると感じた方は、配送ドライバーへの道にトライしてみましょう!

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