2023年現在、トラック業界は人手が足りず、求人を出している会社がたくさんあります。しかしながら、
「きつい……。」
「危険な仕事なのでは?」
などのマイナスイメージも多く、人が集まりにくいです。トラックドライバーの仕事には、いろいろな種類があります。ですが基本的には肉体労働です。肉体的に厳しい仕事内容も多いでしょう。その代わりトラックドライバーの給料は、決して悪くはありません。転職して一から始める場合でも、以前の仕事よりも多くの給料がもらえる可能性があります。特に大型トラックを使って仕事をすれば、おそらく給料面での不安はないでしょう。しかしながら大型トラックを運転するためには、専用の運転免許が必要です。理想の求人を見つけても、応募すらできなかったら悲しいですよね。今回の記事は、トラック業界への転職を考えている人向けに、
「大型トラックの種類と必要な免許」
などの情報をまとめていきます。トラック業界へ転職して多くの給料を稼ごうと考えている人は、ぜひ参考にしてください!
目次
大型トラックとは?
大型トラックの定義とは
そもそも大型トラックとは、どのような種類の車なのでしょうか?まずは大型トラックとは何かを、確認していきます。大型トラックとは、「車両総重量が11000kg以上または、最大積載量が6500kg以上」のトラックです。2007年の法改正により、「車両総重量8000kg以上または、最大積載量5000kg以上」から変更されました。
大型トラックが活躍する場面
大型トラックは、「一度に大量の荷物を運ぶ場面」で活躍します。10tトラックなら荷物の種類にもよりますが、単純計算で2tトラックの5倍の荷物が運べますよね。大量の荷物を、1人のトラックドライバーが運べるので効率が良いです。またトラックの種類にもよりますが、大型トラックは長距離走行を想定して作られています。そのため乗り心地が良く、長時間乗っていても疲れにくいです。長距離ドライバーのほとんどが、大型トラックの運転手なのではないでしょうか。
大型トラックを運転するには?
大型トラックは、「大型自動車第一種免許」を持っていなければ運転できません。昔は運転免許センターで試験を受け、合格すれば大型自動車第一種免許が取得できました。ですが年々難易度が上がり、2023年現在では「1回の受験で合格するのは難しい」試験です。そのため普通自動車免許と同じく教習所へ通い、大型自動車第一種免許を取得しなければなりません。
大型トラックとは?初心者から大型免許をとってドライバーになる方法
大型トラックの種類と実際に運転するには?
大型トラックには、たくさんの種類があります。そして大型トラックの種類によっては、大型自動車第一種免許だけでは運転できない車両も多いです。ここからは大型トラックの種類別、必要となる免許を紹介していきます。また実際に運転するためには、どういった会社に就職すればよいのかも解説していきますね。順番にチェックしていきましょう。
大型トラックの種類1 大型免許だけで運転できる大型トラック
写真のような大型トラックです。一般の人が想像する「大型トラック」はこのような種類のトラックでしょう。また大型の「ダンプ」や、軽トラックを大きくした「平ボディ」など、多くの種類を運転できます。運転できる会社の種類も多く、運送会社から建築会社までさまざまです。探せば今日にでも就職できるくらい、人手不足が深刻な会社もあります。仕事内容は、おそらく肉体労働がメインでしょう。ですが大型トラックに乗っているので、小さなトラックに乗っている人より、多くの給料がもらえるはずです。
大型トラックの種類2 大型免許+けん引免許で運転できる大型トラック
運転席がある「トラクター」と、荷台がある「トレーラー」とを連結して使用する大型トラックです。連結した状態をトレーラーと呼んでも、問題なく通じます。写真のようなトレーラーから海上コンテナを運ぶようなものまで、思いのほか種類が多いです。危険物や毒物関連など、ほかの種類の資格を持っていると大型タンクローリーも運転できます。タンクローリーに乗ると、手作業での積み下ろしを行わないので、肉体的には楽です。しかし何か事故があった場合、新聞にのるような出来事が起こる可能性があります。実際に運転できる会社は、やはりトレーラーをすでに所有している会社です。大手の運送会社なら、間違いなく所有しているので「即採用」でしょう。けん引免許など珍しい種類の資格を持っている人は、会社側から見ても魅力的です。そのため給料も、普通の大型トラックドライバーよりも高くなる傾向があります。
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大型トラックの種類3 大型免許+技能講習受講で運転できる大型トラック
写真のようなクレーンがついた、大型のユニック車に乗車できます。クレーンが必要となる重量物を扱うので、基本的に手作業での積み込みはないでしょう。大型ユニック車を所持している、運送会社などに就職すると運転ができます。ユニック車のほかにも、技能講習を受講すれば運転できるトラックの種類が増えます。ですが技能講習の受講が必要な仕事は、危険な仕事内容が多いかもしれません。給料が良くても、あまりに危険な仕事内容ならやめておいた方が良さそうですね。
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大型トラックの種類 車種で有名なのは?
ここからは大型トラックの代表的なメーカーを解説していきます。また有名な車種も紹介するので、簡単で良いので頭に入れておいてください。
「ギガのエンジンが……。」
「UDは乗りやすいな!」
などの会話は、大型トラックドライバーたちの間でよく起こります。一緒にチェックしていきましょう。
トラックメーカーの特徴を徹底比較!いすゞ・日野・UD・三菱ふそうメーカー別人気車種一覧
大型トラックの種類の例1(いすゞ ギガ)
「ギガ」はいすゞ自動車が製造・販売する大型トラックです。いすゞ自動車はトラックのほかに、バスなども製造する自動車メーカーです。いろいろな種類の商業車を製造していますが、ディーゼルエンジン技術に定評があります。CMなども流れているので、おなじみの会社かもしれませんね。ギガはいすゞ自動車を代表するトラックとして、1994年に登場しました。2015年にフルモデルチェンジが行われ、2019年現在は「2代目ギガ」が全国で販売されています。縦長の外観は好みが分かれそうですが、気に入っている人が多い印象ですね。
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大型トラックの種類の例2(日野 プロフィア)
「プロフィア」は日野自動車が製造・販売する大型トラックです。日野自動車は、あまり聞きなれないメーカーかもしれませんが、トヨタの関連会社です。トヨタの小型乗用車の製造から、自衛隊に納入するトラックまで、いろいろな種類の車両を製造します。年間の売り上げが2兆円近い巨大企業で、日本のトラック業界をけん引している会社です。プロフィアは日野自動車を代表するトラックとして、1992年に登場しました。2019年現在は3代目プロフィアが販売されており、ハイブリッドモデルなどいろいろな種類があります。2017年にはグッドデザイン金賞を受賞しました。
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大型トラックの種類の例3(UD クオン)
「クオン」はUDトラックスが製造する、大型トラックです。UDトラックスとは、スウェーデンのボルボ・グループの子会社です。以前は、トラック以外の種類も製造していました。ですが2019年現在は、トラックのみ製造・販売を行っている会社です。クオンはUDトラックスを代表するトラックとして、2004年に登場しました。2019年現在は2代目が製造・販売されており、除雪車など特殊な種類のトラックにも使われています。内装に高級感があり人気がありますが、故障が多いようで販売台数が減少しているようです。
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まとめ
トラック業界では人手不足が、深刻な問題になっています。そのためトラック関連の資格や、経験がなくても問題なく採用されるケースもあるでしょう。ですが経験はもちろん、いろいろな種類の資格も取得していると、好待遇で転職できる可能性が高いです。
「トラックドライバーは、考えていた以上にキツかった。」
「採用時に、聞いていた話と違った……。」
トラックドライバーに転職後、すぐに退社してしまう人も多くいます。実際に転職をする前に、資格を取りながらじっくり考えることが大切ですね。
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