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軽トラで長距離走るのは大変?長距離走行の注意点などを解説!

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この記事では、軽トラを使って長距離ドライブする際や、仕事で遠いところまで移動しないといけない場合に気をつけるポイントをまとめています。

一般的に軽トラを使う人は、仕事や荷物を運ぶ際に使うことがメインで近距離移動をすることがほとんどです。そのため、あまり長距離の運転をすることが慣れていない人が多い傾向があります。

長距離をいつもの感覚で運転すると、途中で事故やトラブルを起こしてしまう危険性があるので、この記事を読んで注意点や確認することを覚えておいてくださいね。

軽トラとは

軽トラとは、軽自動車に分類されるトラックのことを指します。キャビンの後ろに荷台があり、そこに荷物や仕事道具などを積めるため、農家さんや林業、土木関係者など仕事で使う方に重宝されている車です。

軽トラで長距離走行をする前にやっておくこと

軽トラは、基本的に長距離走行ではなく、作業所や職場、畑までと近くまでの運転がほとんどです。そのため、長距離走行するときはいつものように運転するのではなく、事前に準備や確認しておくことがあります。それぞれ紹介していきましょう。

軽トラの燃料の量

まず最初に確認することは、軽トラの燃料の量です。いつも近くまでしか走らなかったり、通り道にガソリンスタンドがあるからと、あまりガソリンの残量に気を配っていないまま長距離走行すると、途中でガス欠になる恐れがあります。

また、途中で少ないことに気付いた際、近くにガソリンスタンドがないと気になったまま走行する羽目になります。不安やストレスを抱えてしまうので、事前にガソリンが満タンにしておきましょう。

満タンでも燃料が間に合わないほど長距離の場合は、事前にどこにガソリンスタンドがあるのか、調べておくといいでしょう。

軽トラの冷却水の量

軽トラの冷却水の量の確認も重要です。冷却水は、エンジンを冷やすために必要なもので、十分な量がないとオーバーヒートを起こす原因になります。

長距離走行の場合、エンジンが常に回転している状態のため、冷却水の量が十分かどうかは重要です。また、高速道路を走行するのであれば、エンジンの回転数が上がり、いつもより高熱になりやすいので尚更気をつけたほうがいいでしょう。

軽トラのエンジンオイルのチェック

長距離運行の際は、エンジンオイルの確認もしましょう。エンジンオイルには潤滑、冷却、密閉作用のほか、防錆作用や外からのゴミを洗い流す洗浄作用があります。エンジンを冷却しているのは、冷却水だけでなくエンジンオイルでも行っています。

オイルが古かったり、なかったりするとエンジンが熱を持ち、オーバーヒートする原因になるほか、最悪の場合エンジンが故障する可能性もあります。また、オイルが古いと燃費が悪くなったり、エンジン音がうるさくなります。

エンジンオイルは定期的に交換することが推奨されています。長距離走行する前に、古くなっていないかの確認を行いましょう。

軽トラのタイヤの溝と空気圧

軽トラのタイヤの状態を確認することも大切です。

タイヤの溝は、水をかき出す役割を持っています。つまり雨天の日などに安全に運転する際には溝が残っているかは重要です。タイヤは、主溝が1.6mm以下になると運転してはいけないという法律があります。溝がなくなるとハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。

高速運行時に、溝がない状態で走った場合、ほとんどタイヤが路面に接触していないという実験データも出ているので、溝の確認は忘れずに行いましょう。

空気圧の確認も行いましょう。空気圧が不足した状態で高速道路を長時間走行することがバーストを起こす一番の原因とされています。タイヤの空気は、普段運転していても運転していなくても自然と抜けていくものです。

適切な空気圧は軽トラの運転席のドア付近に書かれているので、ガソリンスタンドに行った時などに自分で確認して補充するか、店員さんにお願いするようにしましょう。

軽トラのファンベルトやエンジンのチェック

ファンベルトは、軽トラを走らせるために欠かせない部品です。

このファンベルトはゴムでできているため、走行距離に応じて伸びたり、緩んだりしてきます。伸びてくると「キュルキュル」とした音や「ギー」という異音が発生します。そのままにするとファンベルトが外れたり切れたりするので、交換するか調整してもらう必要があります。

万が一切れたり外れたりして、そのまま走行するとエンジントラブルが行ったり、バッテリー切れを起こりたり、エアコンがつかなくなったりとさまざまなトラブルが発生します。長距離走行する際は、異音がしていないか確認しましょう。

他には、バッテリー液の量と電圧の確認です。電圧の確認は専用のチェッカーが必要になるので、ガソリンスタンドなどでみてもらうようにしましょう。

長距離走行するときは、高速道路を走る場合も多いです。普段高速道路を走らない人は、その注意点や軽トラの特性上、注意するポイントがあるので、それぞれ紹介していきましょう。

軽トラに荷物を積んでいる場合は急カーブに注意

軽トラに荷物を積んで急カーブを曲がる際に気をつけるポイントが3つあります。

1.急カーブを曲がるときに荷物を落とす危険性があります。高速道路で物を落とすと、取りにいけないだけでなく後続の車がぶつかるなどで事故になる危険があります。幌があれば、荷物を落とすリスクが減りますが、ない場合はロープなどでしっかり固定するようにしましょう。

2.カーブを曲がる際、積荷はその逆方向に動こうとする力が働きます。ゆるくハンドルを切ると問題はありませんが、過大なハンドル操作をするとその分積荷が飛び出そうとする力が働き、落下する危険性やハンドルが取られる危険性もあります。

3.急カーブがあることを忘れて、焦って急ブレーキをかけてしまうことも危険です。急ブレーキをかけると、積荷は前へ移動しようとする力が働くので、固定が甘いと荷崩れを起こしたり、窓を突き破って運転席へ流れこむ危険性があるので、気をつけましょう。

4.悪天候の場合も急カーブには注意が必要です。視界が悪くて直前まで急カーブに気づけないことや、どれくらいのカーブなのかもわかりづらくなります。路面が濡れていることによるスリップの危険性もあるので、悪天候の場合は特に気をつけるようにしましょう。

軽トラに荷物を積んでいる場合は強風に注意

車が強風で横転したというニュースを見たことはありませんか?

高速道路は、地上から高いところに作られているため風の影響を受けやすくなっています。また山間部や海沿いは強風が吹きやすい地点であります。強風に煽られて横転しやすい特徴として、「車体重量が軽い」「車体側面の面積が広い」「車高が高い」の3つあります。

軽トラは、軽自動車であるため車体が軽いほか、荷物を積むと側面の面積が大きくなるので、風の影響を受けやすくなります。

また、強風時は障害物が飛んできたりすることもあります。強風そのものだけでなく、他のところからも事故につながる危険性が飛んでくるので、車間を広くとったり、スピードを出しすぎないように気をつけましょう。

分岐地点に注意

高速道路では、走行中の車線がそのまま分岐することがあります。慣れない長距離運転や高速道路の運転で疲れていたりして、案内標識を見落とすこともあるでしょう。分岐点の直前に焦って進路を変更しようとすると後続車と追突する恐れがあります。

走ったことのない高速道路を走る場合や、不安に感じる方は事前に調べておくか、パーキングエリアで確認するようにしましょう。

合流地点に注意

高速道路の合流地点にも注意が必要です。サービスエリアや高速道路の入り口からの合流ポイントでは、左車線から車が入ってくるのでタイミングが合わないと接触する危険があります。

自分が高速道路を走っている場合は、事前に右車線に入っておくか、いつでも車線変更ができるように後続車との車間距離をとっておきましょう。自分が合流する場合は、スピードを出しすぎないようにする、ウインカーを出しておき、合流することを相手に伝えるようにしましょう。

料金所

料金所付近では、頻繁に車線変更が行われています。急な割り込みに合うこともあるでしょうし、自分も車線変更を行うこともあるでしょう。周りの車をしっかり見ながら、通過するようにしましょう。

また、ETCレーンは車の速度を20km以下で通過するようにと定められています。前の車が突然急ブレーキを踏むこともあるので、自分もあらかじめスピードを落としておくと安心です。

追い越し車線

追い越し車線へ移動するときも注意が必要です。後ろからスピードを出した車とぶつからないよう、車間距離をしっかり確認し、進路変更を行うようにしましょう。また、雨で路面が濡れている場合は滑りやすくなっている場合や、視界が悪い場合もあるため注意が必要です。

トンネル

トンネル出口付近は、急に視界が変わるためスピードを落とす車もいます。前の車にぶつからないよう、車間距離をあけておくといいですよ。

トンネル内は雨や風などの天候の影響がありません。そのため、トンネルから出た後に強い雨が降っていると視界が一気に悪くなることもありますし、強風にさらされて車が流されることもあります。それでパニックになり事故を起こした人もいるので、出口付近は気を緩めないようにしておきましょう。

車間距離

軽トラを高速で走行しているとブレーキをかけたときに、止まるまでの制動距離が長くなります。普段と同じように道路を走っている感覚で、前の車と車間距離をつめた状態でいると急ブレーキを踏んでもぶつかる可能性が高くなります。

高速道路上には、車間距離を確認するための案内板が設置されています。それらを確認するか、道路上にある車線境界線でも距離を確認することができます。白線の長さが8m、白線は12m間隔で書かれており、それらを足すと20mとなるのでそれくらい車間をあけて走行するようにしましょう。

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まとめ

軽トラを仕事だけに使わず、最近は趣味に使ったり、カスタムして長距離をドライブする楽しみ方をする人が増えてきています。

せっかくの楽しいドライブが事故やトラブルで残念なことにならないように、今日の記事をしっかり読んで安全に運転してくださいね。

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