特殊車両

フルトレーラーをまるごと解説!寸法や免許、種類や運転のコツなど隅々まで紹介します

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牽引自動車の1つであるフルトレーラー。この記事はフルトレーラーの1から10までまるごと紹介しています。

この記事では以下のことを紹介しています。

・フルトレーラーの構造や寸法
・フルトレーラーを運転するために必要な免許
・フルトレーラーの種類
・フルトレーラーのメリット・デメリット
・フルトレーラーを運転する時の注意点
・フルトレーラーの運転のコツ
・フルトレーラーとセミトレーラーの違い

フルトレーラーに関する情報が欲しい方は必見です!

フルトレーラーとは?

フルトレーラーとは、被牽引自動車の中の1つで、全体のうちのほとんどの荷重がトレーラー本体にかかる構造のものを指します。

フルトレーラー自身は自走できないため、フルトラクターと呼ばれる牽引車と連結して動かされます。このフルトラクターと連結した状態をフルトレーラーと呼ぶこともあります。

連結機構がフルトラクターの後部にあるため、運転感覚はセミトレーラーとは別物となります。

全長はセミトレーラーと比較すると規制が緩いため、長さが20mを超えるような長大なトレーラーになりやすいです。フルトラクター側にも荷台があるため。かなりの量の荷物を一度に運ぶことができます。

ただし、車両が長くなる分、運転技術を要するもので特にバック時の操縦は経験と知識が必要となります。

フルトレーラーはどういう車?

フルトレーラーの構造や寸法などについて紹介していきましょう。

フルトレーラーの構造

フルトレーラーは、前方のトラクター部分と後方のトレーラー部分が連結した車両のことです。トラクター部分は牽引車と呼ばれ、牽引するための装置やエンジン、運転席などが備わっています。

トレーラー部分は被牽引車と呼ばれ、牽引されるための装置が備わっていますが、エンジンは搭載されていません。そのため、自力では走行できずトラクターと連結することで引っ張ってもらいます。

そのフルトレーラーは、荷重の支え方によってドリー式とセンターアクスル式の2種類に分かれています。

ドリー式フルトレーラー

ドリー式のフルトレーラーは後軸とドリーと呼ばれる前軸台車がついているものを指します。フルトレーラーに接続するドリーは固定タイプが一般的ですが、中には取り外しが可能なものも登場しています。

また、ドリーの取り付け部がターンテーブルとなっており、回転軸を中心に車軸ごと旋回できるようになっているのがドリーの特徴です。こうすることで回転半径が小さくなり、タイヤにかかる横向きの力を逃すことができます。

ドリー式は重量物の積載に適したタイプで、耐久性も十分に備えているので大変優れているように思えますが、運転技術を要します。というのもフックやピンなどで連結されている部分が2カ所あるため、バックの際の操縦が自分の思うような動きをしないからです。

センターアクスル式フルトレーラー

センターアクスル式フルトレーラーは、アクスル(車軸)がセンター(中央)部分に集まっている構造のものを指します。ドリー式との違いは車軸の位置にあります。荷台の真ん中部分を見て、車軸に真ん中部分にあるものはセンターアクスル式となります。

もう一つドリー式と異なる点はセンターアクスル式には車軸にターンテーブルがついていません。そのため、回転軸がなく、連結部分は1カ所のみとなります。連結部分が1カ所なので運転感覚がセミトレーラーと近くなり、ドリー式よりも操縦しやすいとされています。

ただし、急ブレーキをかけた時や急なハンドル操作をすると、ブレーキがロックされてフルトレーラー部分が遠心力で振り回される危険性があります。この現象をトレーラースイング現象と呼び、大変危険とされているので注意が必要です。

フルトレーラーの寸法

一般的なフルトレーラーの寸法は、連結時の全長が18m以内、全幅2.5m以内、全高が3.8m以内とされています。

しかしながら、道路交通法ではフルトレーラーの全長は最大25mまで許可されています。2016年以前は全長21mまでと定められていましたが、運送業界の慢性的な人員不足の問題を鑑みて25mまで伸ばされました。

25mというと大型トラックである10tトラック2台分ほどの長さです。

日本を代表するフルトレーラーを生産・販売する日本トレクスのフルトレーラーの寸法は以下の通りです。

トラクタートレーラー
内寸長9,600mm5,950mm
内寸幅2,400mm2,400mm
内寸高2,600mm2,620mm
車両重量12,370kg4,930kg
最大積載量12,500kg12,200kg
車両総重量24,980kg17,130kg
車内容量6,100㎥3,740㎥

フルトレーラーの最大積載量

最大積載量とは、自動車車検証の最大積載欄に記載されている重量のことです。最大積載量の計算は以下のようにされます。

最大積載量=車両総重量ー車両重量ー(乗車定員×55kg)

車両総重量とは、荷物を含めたトレーラーすべてを重量のことです。この規格は法律で定められています。

車両重量とは、キャブやシャシー、架装、ガソリン満タン状態、ガソリンオイル、バッテリー液などを全て含んだ重量となります。

乗車定員はトラクターの場合は基本的に2人となります。

最大積載量はメーカーによって異なります。フルトレーラーを製造する代表企業として、日本トレクスと東邦車両の積載量を紹介しましょう。

日本トレクス

日本トレクス社から登場しているセンターアクスル式のフルトレーターの最大積載量の紹介をしましょう。

フルトラクターの車両総重量は24,980kg、車両重量は12,370kgとなるため、そこから最大積載量が計算できますよね。

最大積載量=車両総重量(24,980)ー車両重量(12,370)ー(乗車定員(2)×55)

なので最大積載量は12,500kgとなります。

フルトレーラー部分の車両総重量は17,130kg、車両重量は4,930kgのため最大積載量は、車両総重量(17,130)ー車両重量(4,930)ー(乗車定員(2)×55)=12,200kgとなります。

つまり、このフルトレーラーはこの2つを合わせて24,700kgまで荷物を積むことができます。約25tなのですごい量ですよね。

東邦車輌

東邦車輌からは東京モーターショーにも登場した今話題の新型ドリー式のスマートウイングフルトレーラーの紹介をしましょう。

フルトレーラー部分の車両総重量は19,610kg、車両重量6,810kgのため最大積載量は、車両総重量(19,610)ー車両重量(6,810)ー(乗車定員(2)×55)=12,800kgとなります。

フルトレーラーの運転に必要な免許

当たり前ですが、フルトレーラーを運転するためには免許が必要です。その免許とは、牽引免許と大型免許となります。

牽引免許

セミトレーラーやフルトレーラーといった牽引車を運転するために必要な免許となります。正式には、車両総重量750kg以上の車両を牽引するために必要な免許を指します。この場合の車両総重量とは、牽引するトレーラーなどの本体の車両重量と最大積載量を足したものとなります。

基本的にフルトレーラーは車両総重量が750kgを超えるため、牽引免許が必要となります。牽引免許には第一種、第二種とあります。一般的に第一種のことを牽引免許と呼びます。第二種はトレーラーバスのような人を乗せた車両を牽引するために必要な免許で日本ではあまり普及していないため、取る必要はほぼない免許となります。

大型免許

トレーラーを運転するのになぜ大型免許も必要なの?と疑問を持った方もいるかもしれません。実はトレーラーを引っ張るトラクターを運転するためにはトラクターのサイズに合わせて自動車免許が必要となります。

また、トレーラーのサイズに合わせてトラクターのサイズが決まります。小型トレーラーであれば小型トラクター、中型のトレーラーであれば中型トラクター、大型のトレーラーであれば大型トラクターが必要となります。

大型トラクターの場合、大型免許が必要となるのですが、現在日本にあるトレーラーはほとんどが大型のものです。つまり、大型トラクターで牽引しなければいけないため、大型免許の取得が必要となるのです。

フルトレーラーのメリット

運送業界において、実際にフルトレーラーはさまざまな場面で活躍しています。そのフルトレーラーを使うメリットはどういったものか紹介していきましょう。

一度に大量の荷物を送ることができる

フルトレーラーはトラクター部分とトレーラー部分に荷台があるため一度にたくさんの荷物を積むことができます。トラクターとトレーラー部分を合わせて最大25mまで車両サイズを大きくしてもいいため、その分荷室容量を増やすことができます。

大量の荷物を積むことで一度の輸送量が上がるため、運送業界の長らくの問題だった人材不足を解消できます。

経費削減となる

一度に大量の荷物を送ることで経費の削減となります。通常のトラックであれば、2回に渡って運ばないといけない量でもフルトレーラーであれば一度の輸送で運ぶことが可能となります。

輸送にかかる燃油代、高速道路代、人件費の削減となり、時間の節約にもなります。また、フルトレーラーはトレーラー部分のみを切り離せるため、フェリーを使うことで長距離輸送のコストを削減できます。トラックであれば車両ごと乗り込む、もしくは陸上を走らないといけないため時間や費用が嵩んでしまいます。

トレーラー部分に重量税がかからない

フルトレーラーはトラクター部分は重量税がかかりますが、トレーラー部分は重量税がかかりません。トラック1台分に容量を持っているにも関わらず税金がかからないのはフルトレーラーの大きな魅力でしょう。

フルトレーラーのデメリット

では次にフルトレーラーのデメリット部分について紹介していきましょう。

操縦が難しい

フルトレーラーの一番のデメリットは操縦の難しさです。まずフルトレーラーは全長20m近くあるものが通常なので、一般車両の6倍、大型トラックの2倍ほどあります。これまで大型トラックを運転してきた方でも運転感覚は異なるので、操縦に慣れるまでには時間がかかります。

フルトレーラーは、カーブや左折・右折をすることも難しいですが、何よりバックが難しいとされています。その理由はまっすぐバックできないからです。

通常バックをする際、ハンドルを切ればその通りに車は動いてくれ、ハンドルをまっすぐにすればまっすぐにバックします。しかし、フルトレーラーの場合はハンドルをまっすぐにしてもまっすぐバックしてくれません。

連結部分がどうしてもズレてきてしまうのでどちらかに曲がっていってしまいます。そのため、まっすぐにバックする際でもドライバーはハンドルをこまめに切りながら修正しないといけません。

バック時は、車体の構造や慣れとセンスが必要とされます。バックのコツはまた後ほど解説します。

免許が必要

フルトラクターを運転するためには牽引免許の取得が必要となります。牽引免許は自動車免許の中で最も難易度が高いとされているもので、なかなか簡単には合格できないとされています。

免許を取得するためには、普通自動車免許、または中型か大型免許などの自動車免許を取得しなければいけません。

また、牽引免許を取得しただけではフルトレーラーを運転できません。フルトレーラーは基本的に大型車両扱いとなるため、大型免許の取得も必要です。その大型免許の取得も大変難しいため、フルトレーラーを運転するまでにはいろんな難関が待ち受けています。

フルトレーラーの種類

フルトレーラーもトラックと同じようにいくつか種類が登場しています。それぞれ紹介していきましょう。

平ボディ

荷台部分に屋根がなく、真っ平らなものを平ボディと言います。箱詰めされた荷物や同じような形状をしたもの、木材や鉄骨など筒状のものなどを運送することに適しています。また、屋根がないため、雨や雪などにさらされることを想定して水に濡れてもいいものを積載しています。

平ボディは荷物の落下を防ぐためにアオリと呼ばれるパネルで囲まれています。そのアオリは後方のみが開くタイプ、両サイドと後方が開く三方タイプ、後方と両サイドが2分割して開く五方タイプとさまざまなパターンがあります。

バンタイプ

屋根のある、いわゆる箱タイプのフルトレーラーをバンタイプと呼びます。屋根がついているため、荷物を雨風やホコリなどのゴミから守ることができるため、ダンボールや精密機械、食品など水に濡れてはいけないものを運搬するときに活躍します。

バンはアルミで作られていることが一般的です。アルミは軽く、耐食性もあるため、積載量に影響がなく、雨などで錆が起きにくいので長く使えるといったメリットがあります。

バンタイプには冷蔵・冷凍機能がついたものがあり、生モノや冷凍食品を輸送する際に活用できます。

ダンプトレーラー

工事現場などでよく見かけるのはダンプカーですが、フルトレーラーにもダンプタイプが登場しています。土砂を運ぶのに適したダンプカーなので、ダンプトレーラーはさらにたくさんの土砂が運べることができて便利そう!と思うかもしれませんが、実はそこまで普及していません。

そもそもダンプトレーラーは1999年に規制緩和が行われるまで利用禁止でした。

また、ダンプカーが使われるような工事現場は足場が緩く、重たい車両が入るとタイヤがハマる危険性があります。重量のあるダンプトレーラーはタイヤがハマりやすく、最悪の場合、バランスを崩して転倒してしまいます。

そのため、ダンプトレーラーは、土石採掘場からコンクリートプラントまで原料を運搬する時に使われています。

ライトトレーラー

ライトトレーラーとは、キャンピングトレーラーなどの軽量なトレーラーを総称したものです。ライトトレーラーは基本的に自動車に牽引してもらうように作られており、ライトトレーラー自身は自走することができません。

運送会社が運搬物を輸送する時に用いるのではなく、個人がレジャー目的で使うことが多いです。例えば小型のモーターボートやグライダー、水上オートバイなどを運搬するときに活用します。

フルトレーラーの運転の際の注意点

フルトレーラーを運転する際には気をつけないといけない点があります。

ジャックナイフ現象

トレーラーを運転で気をつけないといけないものとして、ジャックナイフ現象があります。ジャックナイフ現象とは、二つ折りにしたジャックナイフのようにトレーラーが二つ折りの状態になる現象のことを指します。

トレーラーを運転している際に急ブレーキや急ハンドルをすると後ろのトレーラー部分とトラクター部分が、くの字のようになってしまいます。この現象の理由は、急ハンドルを切った時にトラクター部分は曲がったとしてもトレーラー部分は慣性の法則によってまっすぐに進もうとするため、くの字のように曲がってしまうのです。

くの字に曲がることで後続車がトレーラー部分にぶつかる危険があり、そうなると大事故となってしまうのです。

スネーキング現象

急ハンドルや急ブレーキの際に連結している荷台部分が蛇のようにクネクネと屈曲運動を起こし、ハンドルが効かなくなる現象をスネーキング現象と言います。スネーキング現象を起こすと、後続車や対向車と衝突する危険性があるだけでなく、トレーラー本体が横転する危険性があります。

このスネーキング現象は急ハンドルや急ブレーキ以外にもスピード超過したことによって生まれた風圧で起こったり、車の整備不良が原因だったり、荷物の積載方法に問題があったり、道路自体に問題があったりとさまざまな理由が挙げられます。

横転の危険

フルトレーラーは全長が20mを超えるものが多く、その車両の長さから風の影響を受けやすくなっています。特に横風を受ける面積が多いため、高速道路や橋を渡る際は突風に煽られることもあります。

高速道路で山間などのトンネルを出たときに突然の風でトレーラーが横転するということが起きています。トレーラーが横転すると後続車や対向車がぶつかって大事故となることも。海沿いや山間などを走る際は気をつけないといけません。

フルトレーラーの運転のコツ

車両の長いフルトレーラーを自由に運転するまではかなりの時間、経験を積まないといけません。しかし、フルトレーラーの運転にはコツがあります。そのコツを知った上で運転していると上達も早くなるかもしれません。

バックのコツ

フルトレーラーの運転の中で一番難しいとされているバック。トラックや乗用車といった一般的な車両は、まっすぐバックすることなど簡単ですよね。しかし、トレーラーの場合はまっすぐバックすることでさえ難しいのです。そして、バックの際は動かしたい方向とは逆のハンドル操作を行わないといけません。

これだけを聞くと頭が混乱してしまうかもしれません。難しいのは確かなことですが、何度か練習しているうちにコツは掴めるので頑張りましょう。

バックの際、トレーラーの向きを変えるためにはトラクターの向きを変えなければいけません。つまり、トラクターの頭を振る方向とは反対方向にハンドルを回すということです。

バックを練習する際は、まず直進バックから始めることをお勧めします。まっすぐにバックしようとしても荷台部分がどうしても少しずつずれてしまうため、こまめなハンドル操作が必要となります。これをマスターすることでフルトレーラーの動き方がわかってくるため、まずは基本的な直進バックから練習しましょう。

カーブのコツ

カーブを走る際、緩いカーブであれば特に問題はありませんが、急なカーブの際はトレーラーの内輪差が大きくなるので注意が必要です。

例えば左カーブ時はトレーラー部分がトラクター部分よりも外側に出てしまいます。右カーブ時は内輪差が生じて、後輪が道路の内側に入ってしまいます。

左カーブ時は対向車に衝突しないようにしなければいけませんし、右カーブ時はバイクや歩道に乗り上げないように注意が必要です。

どちらにしてもスピードを上げすぎるとハンドル操作を誤ってしまう可能性が高くなるので十分に減速して通過するようにしましょう。また、夜間や山間部は見通しが悪くなるので、スピードを出し過ぎないようにしましょう。

右折・左折のコツ

左折時は前方に深く進入してからハンドルを切るようにしましょう。フルトレーラーを運転する際に特に気をつけないといけないのは内輪差です。フルトレーラーの場合、乗用車やトラックよりも内輪差がかなり大きくなります。内輪差を読み間違えて歩道に進入したり、対向車に進入したりしないようにしなければいけません。

ポイントとしては、内側の車輪のラインと確認と予測をすること。障害物に当たらないためにや内輪差が大きいからと極端に大回りしてもいけません。しかしながら対向車線にはみ出す必要があるため、前後からの車を確認してから左折するようにしましょう。

右折する際の注意点は対向車です。この対向車にぶつからないように注意して曲がらないといけません。右折時の一番の注意点はスピードです。スピードを出しすぎて急ブレーキを踏むとトラクターの前後にロックがかかり操縦が効かなくなってしまいます。右折が近づいてくれば、先にスピードを落としておき、落ち着いて右折するようにしましょう。

車庫入れのコツ

最後は一番難しい車庫入れのコツを紹介しましょう。まず車庫入れの練習をする際は広い敷地を探さなければいけません。公道で行うと他の車両に迷惑がかかったり、最悪の場合ぶつけたりして大変なことになる可能性があります。運送会社などの大きな駐車場のあるところを借りるか、広々とした私有地、もし見つからなければ自動車教習所でも練習ができます。

そして練習に使うトレーラーはできればセンターアクスル式がオススメです。センターアクスル式は連結部が1つのため、ドリー式よりも難易度が低いからです。ドリー式しかない場合は、ターンテーブルを固定することで扱いやすくなります。

そしてトレーラーの車庫入れは右バックが基本です。左バックの場合、サイドミラーにトレーラー部分が映らなくなるため、どこにトレーラーがあるのかわからなくなるからです。必ず右バックで練習しましょう。

それでは車庫入れのコツを紹介していきます。

1.トレーラーの最後軸が車庫スペースの入り口を過ぎたあたりでストップしましょう。窓から様子を見れるよう窓は全開にします。

2.ハンドルを左に切りバックを開始します。トレーラーがくの字になるまでハンドルは切り続けてください。

3.トレーラーがくの字となり、車庫スペースに入っていけばハンドルをまっすぐに戻します。このままハンドルを切り続けると折れ角が狭くなるので注意が必要です。

4.トレーラーの折れ角を保ったままバックを続けます。ある程度入ればハンドルを右に切り、角度を調整していきましょう。タイヤの傾きを表す操舵角が折れ角よりも大きければトレーラーは伸びますし、小さいと折れるので、その中間点を探りながらハンドル操作を行います。

5.最大操舵角よりも折れ角が大きいとバックをしながらトレーラーを伸ばすことができない場合があるため、そういった時は前進して切り返しで修正するようにしてください。

6.ハンドルを操作しつつ、トラクターとトレーラーがまっすぐになるようにバックしていき、車庫に完全に入れば終了です。

フルトレーラーとセミトレーラーの違い

フルトレーラーと同じ牽引車としてセミトレーラーというものがあります。この二つの違いは何なのか、紹介していきましょう。

セミトレーラーとは

そもそもセミトレーラーがどんなものか紹介しましょう。

セミトレーラーはトラクター部分とトレーラー部分が連結して走行する牽引車です。トラクター部分にエンジンが搭載されていますが、トレーラー部分にはエンジンが付いていないため、トレーラーそのものは自走することがありません。

フルトレーラーと違うのは、セミトレーラーのトラクター本体には荷台が付いていないという点です。フルトレーラーはトラクター本体にも荷台が付いているため、トラクター1台でも荷物を運搬することが可能です。

また、トレーターにも違いがあります。セミトレーラーのトレーラー部分は車軸が1つでタイヤは後輪についています。つまり前輪部分にはタイヤがついていないため、前輪部分に当たる位置に補助足を置かないと自立できないという点です。

セミトレーラーの寸法

セミトレーラーのトラクターの長さですが、これは車種によって異なります。一般的なトラクターのサイズは5.5〜6mとなります。

トレーラーの長さは、連結ピンから車両後ろまでと規定されています。この長さは道路運送車両の保安基準で最大12mまで(特殊8車種は13mまで)と定められています。トレーラーにもさまざまな種類があるため、長さはまちまちですが一般的にはおよそ9〜10mが平均的なサイズとなります。

トラクターとトレーラーを合わせたセミトレーラーの全長はおよそ15mが一般的。道路交通法に定められている最大の長さは16.5mまでで、特別運行許可を得たものは最大18mまでとされています。

セミトレーラーの最大積載量

セミトレーラーはトレーラー部分にしか荷物を積むことができないため、フルトレーラーほどの積載量はありません。しかし、それでもたくさんの荷物を運搬することが可能です。

セミトレーラーの場合、軸の数によって最大積載量は大きく変わっています。1軸の場合は約16,000kg、2軸の場合は約20,000kg、3軸の場合は約22,000kg程度となっています。

フルトレーラーの給料

フルトレーラーを運転する方の給料はどれくらいなのか紹介しましょう。

フルトレーラー運転手の平均年収は約480万円となっています。月収に換算すると約37万円と運送業界の中ではトレーラー運転手の給料水準は高い傾向にあります。

また、男性と女性では平均年収が異なります。
男性の平均年収は約520万円、女性の平均年収は約440万円と大きな差が生まれています。これは男性の方が優秀とかではなく、単純に男性の方の平均年収の枠に年齢が高く、経験が豊富な方がたくさん含まれているからとされています。

また、女性は家庭や育児の理由から時短勤務や深夜勤務を控えていることから男性の方が高い年収となっているようです。

大手運送会社の平均年収はさらに高く、クロネコでお馴染みのヤマト運輸や日本通運の平均年収は600万円となります。キャリアを積んでいけば年収1000万円以上も可能なので、夢のある仕事と言えるでしょう。

また、フルトレーラーとセミトレーラーは同じ牽引車ですが、積載量や運転の難易度からフルトレーラーの方が少し給料が高いとされています。

まとめ

フルトレーラーの情報を存分に紹介しました。
フルトレーラーは運転スキルが求められますが、自由自在に操縦することができれば周囲から羨望の目で見られるでしょう。運送業界からも引くて数多なフルトレーラーは魅力に溢れています。ぜひトレーラーの運転手になって運送業界を支えてくださいね。

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