「ヘッドライトが結露する」
「雨が降るとヘッドライトの内側に水滴がたまる」
こういったことが起きている方に、この記事はおすすめです。
この記事では
・ヘッドライトに結露が起きる原因
・結露や水滴が起きた時の対応方法
・自分で修理するときの注意点
などを中心に紹介しています。
水滴や結露が起きてしまっている方は、最後まで一読してくださいね。
目次
ヘッドライトの構造について
ヘッドライトは大きく分けるとリフレクターヘッドライトとプロジェクターヘッドライトの2種類に分けられています。
リフレクターヘッドライトは、内側が鏡のような構造でバルブが見えています。ヘッドライト本体が大きいのも特徴です。
プロジェクターヘッドライトは、ヘッドライトの内側にレンズが埋め込まれているタイプ。小さいサイズでもリフレクターと同じくらいの明るさを持っているので、最近流行りの細めのタイプに使われています。
ヘッドライトに結露ができる原因
ヘッドライトに結露が起きる原因は、主に3つです。
①上記で紹介した2種類のヘッドライトに共通しているのは、ヘッドライト本体内に光源があること。光源がバルブの場合、光を発すると同時に熱も発生させてしまいます。これが結露が起きる原因の1つ。
②ヘッドライト本体の周囲にある、パッキンが劣化したことによって湿気や水分が内部に入ってしまう
③ヘッドライトの部品を交換や加工後の結露であれば、コーキングが甘かったのも原因の1つ。レンズと本体はコーキング剤で密着しているが、コーキングの内部に空気が入ると、隙間ができてしまい、水の侵入を許してしまいます。
④バルブを交換した場合、バルブのパッキンに問題があることが多いです。純正ものであれば問題はないのですが、社外品であればパッキンのサイズがぴったりサイズでないことがあるので、そこから水が侵入してしまうことになります。
ヘッドライトの結露や水滴の対処法
結露や水滴の侵入を防ぐ方法を、上記で紹介した原因別で紹介します。
①の場合
LEDランプは熱を発生しにくいので、バルブの交換を検討してください。
②の場合
パッキンの交換を行ってください。
③の場合
一度コーキング剤を剥がして、再度埋めましょう。
④の場合
バルブの挿入口にブチルゴムを巻いておきましょう。このゴムは密着性が高く、誰でも簡単にできますよ。
ディーラーや専門店に修理を依頼する
まだ新車でヘッドライトが正規品の場合、初期不良の可能性があります。そういった時はディーラーに相談しましょう。無償で修理してくれるかもしれません。
数年経ったものであれば、ディーラーでも有償になる可能性がありますが、対応はしてくれます。
専門店でも修理対応はしてくれます。費用は車種やヘッドライトの種類によりますが、1万円前後は必要となります。
ヘッドライトを交換する
自分でヘッドライトを交換することも可能です。ただしコーキングが甘いと、また結露が生じやすいので気をつけなければいけません。
ヘッドライトを自分で取り外す際の注意点
自分でDIYをして修理する場合、ヘッドライトの取り外す際に気をつけなければいけない点があります。
結論から言うと、殻割りを行う場合は水分が完全に無くなってから行うことです。
殻割りをする際にドライヤーを使うのですが、ドライヤーの熱で水分が乾き、レンズ内に水の痕が残ってしまいます。また、レンズはマイクロファイバークロスのような柔らかい布でも傷がすぐついてしまうので、絶対にレンズを外す際は水分が完全に無くなってからにしましょう。
水を出すには、ヘッドライトを取り外し、バルブ類を外すと水が外に出て行きやすくなりますよ。
まとめ
日本は湿度が高く雨の多い気候なので、結露は起こりやすいです。
そのため各車メーカーは基本的に結露は起こるものとして、水が入ってもショートが起こりにくくしています。しかし、あまりに水分が多いと故障の原因にもなるので、自分で修理するかメーカーに依頼するか、どちらかの対応をしてくださいね。
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