「大型免許の難易度ってどのくらい?」
「40代・50代だけど大型免許は取れるの?」
「大型免許を簡単にとる方法を知りたい」
そんな疑問を持っていませんか?
この記事では、大型免許の取得について気になっている方にオススメです。
この記事では、
・大型免許の難易度や合格率
・大型免許の試験の難しいところ
・大型免許を取得するコツ
について紹介しています。
これから大型免許の取得を目指している方はぜひ最後まで一読してくださいね。
目次
大型免許ってどんな資格?
大型免許は、「大型免許第一種」と「大型免許第二種」の2つあります。
一般的に大型免許と呼ばれるのは第一種の方で、大型トラックを運転する際に必要な資格となります。第二種の方は、旅客運送業で必要な資格で、主にバス運転手の方が取得している資格です。
今回は第一種の方に着目して紹介していきましょう。
大型免許の難易度はどれくらい?
大型免許の取得はどのくらい難しいのか?合格率なども含めて紹介していきましょう。
大型免許の合格率
大型免許を取得する方法は、「一発試験」、「教習所に通う」と2つあります。一発試験は免許センターに行き、試験を受ける方法で費用や時間を節約する方法です。このどちらを選ぶかで難易度、合格率は大きく変わってきます。
まず大型免許の平均の合格率は約90%とほとんどの方が合格している数値が出ています。そのため一見すると簡単そうに見えますが、一発試験の場合は約30%と低い数値が出ています。
つまり、教習所に通うと40代以上でも比較的簡単に合格することができます。
大型免許の難しい部分
一発試験にしても、教習所にしても同じ試験を受けないといけません。教習所の場合はスムーズに合格していますが、一発試験の場合は、何回も受験してようやく合格するといった方がほとんどです。
では、その試験において難易度が高い点、多くの受験者がつまづいている部分について紹介していきましょう。
車体が大きい
そもそもですが、大型トラックは大きく、運転感覚を掴むまでに時間がかかります。試験で運転する車両は、以前は7mだったのですが、現在は12mと2倍近くも大きくなったのも難易度が上がった点です。車体が大きいと大きな内輪差が生まれ、左折時などに障害物を巻き込んでしまったり、縁石に乗り上げてしまったりします。そうなると一気に失格になる恐れがあります。内輪差を把握するまでには慣れが必要なので、何度も運転の練習をしないといけません。
死角が多い
大型トラックはその車体の大きさからたくさんの死角が生まれています。運転席の高さから、目の前の部分や助手席のすぐ隣の部分など見えない部分があります。サイドミラーもたくさんついているのですが、それでも死角はあるので注意して運転するか、自分でミラーを追加するかの対策が必要です。
オーバーハングが長い
オーバーハングとは、後輪から後ろにはみ出た部分のこと。トラックでいうと荷台の部分に当たります。大型トラックはオーバーハングがデカいので、右折時や左折時などに隣の車線にはみ出たりする恐れがあります。事故を起こさないよう、交差点や角を曲がる際に、どのタイミングでハンドルを切るかを把握するまでは経験が必要です。試験までに理解できないと難易度はぐんと高くなるでしょう。
隘路(あいろ)の部分
隘路とは、そのままの意味では狭い道という意味です。しかしながら、試験に出題される隘路は前向き駐車のことです。試験では真っ直ぐに直進して駐車するのではなく、90度曲がって駐車するのですが、ハンドルの切り返すタイミングや角度の難しく、テストの中で最も難易度が高いとされています。
方向転換
方向転換も難易度が高いです。試験に出される方向転換とは、一度左バックをして道に入り、その後右折をするといったことです。左バック時のハンドルを切るタイミングが慣れていないとイマイチ掴めず、障害物と接触する恐れがあるので難しいとされています。
大型免許を取得するコツとは?
大型トラックはその大きさからハンドル操作が難しいことはわかったかと思います。それでは試験をクリアするためのコツを紹介していきましょう。
ハンドルを切る位置を見つけておこう
隘路や方向転換時にハンドルを切る際、どのタイミングでハンドルを切りはじめるのかは慣れていないと難しいです。教習所では、何度も練習ができるので、ハンドルを切る位置の目印を見つけておくと比較的簡単に操作できますよ。
サイドミラーと目視でタイヤの位置を確認する
前輪は運転席に下にあるので見なくてもわかるのですが、後輪の位置はサイドミラーか目視で確認しないとわかりません。その後輪の位置を把握しないまま運転し、カーブや左折・右折をすると事故を招く恐れがあります。左折や右折時のコツとしては、2つある後輪の前側をよく見るようにしましょう。このタイヤを軸タイヤとも呼ぶのですが、この軸タイヤが通り過ぎた後にハンドルを内側にどれだけ切っても、それ以上トラックの後ろ部分が内側に入ることがありません。そのため、目視やミラーで後輪の位置を見ることは免許取得のために重要な位置と言えます。
一発試験の方はカーブや左折、バックを重点的に練習しよう
教習所に通う場合は、難しいところは教官からも紹介され重点的に練習ができますが、一発試験の場合は教官ではなく有資格者が隣に乗っての練習となるので、教習所のような練習ができるとは限りません。その時には自分から重点的に練習したいところを告げて練習するようにするといいですよ。
特に難易度の高いカーブや左折、バックを見てもらうようにしましょう。カーブや左折時のハンドルを切るタイミングを隣で見てもらってください。バックの際の車両感覚は誰かに見てもらうことでズレがわかりやすくなりますよ。
練習場所は、トラック協会や運転免許センターで調べると見つかるので、一度検索してみてください。
経験者の隣に座る
いくら有資格者が隣にいてもテンパってしまう…という方は一度その方の運転を見せてもらうのもいいかと思います。隣に座って運転する姿を見て、どのタイミングでハンドルを切っているのか、どういったことに気をつけて運転しているかを見て聞くこともオススメです。
まとめ
大型免許の難易度は昔に比べると大きく下がっています。特に教習所に通えば、簡単とも言われています。40代・50代でも十分に取得は可能です。
年齢関係なく大型免許を取得したいという方はぜひ挑戦してくださいね。
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国際基督教大学卒。エン・ジャパンの新規事業企画室でHRTech(SaaS)の事業企画と営業を経験。シード期のHR系スタートアップでインサイドセールスとキャリアコンサルタントに従事し全社MVPを獲得。その後、5年で300名と急成長するベンチャー企業ネクストビートにて、高所得女性向け情報メディア事業、ホテル向け人材事業の立ち上げを行う。