配車係

運行管理者の給料相場は?年収や求人例について詳しく解説

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0 運行管理者とは

運行管理者は安全な物流・客運を実現するために車両やドライバーの管理、安全指導、事故が起きた場合の国交省への報告などを行う専門家で、国家資格です。事業者は所有している自動車の台数に応じて決められた数の運行管理者資格を持った人を雇う必要があります。

基本的には「配車係」と呼ばれるドライバーに仕事を割り振る仕事をする人が資格を持って仕事をすることが多いですが、必ずしも配車係でなくてはならない事はなく、資格を持った人ならなることができます。

運行管理者に関する各種ルールについて正確なところは国土交通省が公開している「運行管理制度について」という資料に詳しいのでご覧ください。

1 運行管理者の仕事内容は?

 

運行管理者は複数の仕事を果たす責任があります。車両の管理から労務管理までと幅広い業務を行わなければなりません。また資格上やらなければいけない業務と現場の業務には違いがあるのも事実です。一体どのような仕事を求められているのか細かく業務内容を解説いたします。

1.1車両管理

車両管理とは事業所にあるトラックの管理です。トラックの安全性を確認する為の車両点検や事業所にあるトラックの台数が適正なのかを運行管理者は確認しなければなりません。

全てのトラックを運行管理者自ら確認する必要はありませんが、車両点検表を出庫前の点呼時に回収したり、ドライバーから不具合の報告を受けた時には直ちに対応する必要があります。

1.2スケジュール管理

運行管理者は1日の業務がスムーズに終わるように運行のスケジュールを管理します。1人ひとりの能力に見合った管理をしなければなりません。

また4時間以上の連続走行は運行管理上禁止されていますので、休憩が取れるようにスケジュールを組むのも運行管理者の仕事です。(4時間運転した場合、休憩時間は最低30分必要。)

1.3配送ルートの管理

ドライバーは出来るだけ効率の良い配送ルートで業務することが大切です。理由は走行距離を少なくして事故を抑制する為。運行管理者は配送ルートを考えて未然に事故を防がなければなりません。また危険なルートや工事区間、または予期せぬ天候にも注意する必要があります。

ドライバーに判断をさせるのではなく運行管理者が配送ルートを決めて管理する事で、不測の事態に備えておかなければなりません。

1.4安全管理

ドライバーが事故や怪我をしないように運行管理者は注意しなければなりません。しかしドライバーが外へ出てしまう為、全ての場面で注意喚起をするのは不可能と言えます。

対策として運転講習やKYT(危険予知トレーニング)などを実施してドライバーの意識を向上させる事が多いのが現状です。また運転中だけではなく積み込み時や事業所内の危険場所を確認して対策をする事を求められる場合もあるでしょう。

1.5労務管理

運行管理者は出勤してから退勤するまでの労務管理を行います。事業所には点呼記録簿が存在していてドライバーの出庫時間と帰庫時間が確認出来るようになってます。

点呼時には運行管理者が立ち会い、対面または電話にて確認をしなければなりません。

2 運行管理者の給料相場は?

運行管理者の給料の相場を調べてみました。ドライバーの給料も載せてありますので運行管理者の給料と比べてみましょう。

     2.1 平均月収

運行管理者の平均月収の相場は約347,699 円です。ドライバーの給料の相場は25万前後なので給料の違いはあると言えるでしょう。会社によって違いはありますのでこれ以上給料が貰える可能性もありますし、これ以下の給料で働く事もあります。

ただし会社によっては運行管理者の資格を持っているから役職者になれて給料が増えるという会社も存在します。運行管理者の資格=給料が高いわけではない、という事だけは認識しておきましょう。また運行管理者の資格を持っていても運行管理業務をやっていなければ給料に反映しない会社もあるので注意が必要です。

     2.2 平均年収

運行管理者の平均年収の相場は約3,754,894円です。会社によって業務内容が異なるので給料と業務が見合っているかを考えなければいけないと言えるでしょう。

ただ業務内容によっては、身体へ掛かる負担が軽減される(運行管理者は内勤である事が多い為)事もありますので一概に給料だけは判断出来ません。長い目で見れば運行管理者は必要である資格に間違いないと言えます。

2.3 平均手当

運行管理者の資格に対してひと月あたりの平均手当は5,000円から10,000円ほどの会社が多く、それ以上の会社もあれば手当がつかない会社もあります。

ですが、運行管理者として働いている人は運転手などの経験を経て選任されている場合が多く、運転免許に対する手当等を含めれば、当社調べによるとひと月で約39,500円ほど支給されています。

運転手として更にキャリアアップを目指す上でおすすめの資格とも言えます。

2.4 平均賞与・ボーナス額

当社調べによる運行管理者の平均賞与額は276,000円となります。

賞与に関しては会社によって支給額が違うため、転職などをする場合はボーナスの支給実績を調べるなどして参考にしましょう。

一般的に大きな会社ほどボーナスは多い傾向にあり、ヤマト運輸や日立物流などは一般的なドライバーの平均年収を大きく上回っています。

運送専門の会社や物流全般を取り扱う会社などによっても支給額には違いがあります。

3 運行管理者に求められる資格は

運行管理者になる為には運行管理者資格者証を発行してもらわなければなりません。どのような流れで資格を取得するのかを解説します。

     3.1 資格取得の二つの方法

国土交通省の規定によれば、運行管理者の資格を取得するには以下の方法があります。

  1. 1年以上の実務経験がある人が試験を受けて合格する
  2. 5年以上の実務経験がある人が5回以上講習を受ける

どちらかを満たせば運行管理者の資格が取得出来ます。

試験は例年3月と8月の年に2回受けることができます。試験を受ける場合のメリットはスピードです。講習を受けての資格取得を選ぶと、無試験で資格を取得できる反面、どうしてもスケジュールの拘束を受けますし、何年もかかってしまいます。というのも、講習は各地の自動車学校などで受講できますが、年に1回までしか受けることができないからです。

正確な試験日程や試験の申し込み方法は運行管理者試験センターのサイトから確認できます。

また講習の情報は独立行政法人自動車事故対策機構のサイトをご覧になるのが便利です。

    3.2 取得費用

運行管理者の資格取得費用は以下の通りです。

書面申請 受験料 6,000円(非課税)
受験申請書 1,500円(税込み)
  計 7,500円
インターネット申請 受験料 6,000円(非課税)
システム手数料 660円(税込み)
  計 6,660円

採点結果を知りたい人は220円(税込み)追加すると試験の点数を知る事が出来ます。また書面申請の場合は郵便局で払い込みをしなければなりませんが、「おまかせ申請」というシステムがあり、必要な書類を送ると全て手続きをしてもらえます。ただし2,000円(税込み)余分にかかりますので注意して下さい。

     3.3 難易度は?

2020年8月23日に行われた試験の結果は下記の通りです。

試験の種類 貨物 旅客
試験実施地 47都道府県 47都道府県
受験者数 39,630人 9,714人
合格者数 12,166人 3,026人
合格率 30.7% 31.2%

公益財団法人運行管理者試験センターサイトより引用

貨物・旅客ともにおよそ3人に1人が合格している計算となります。しかしながら、運行管理者試験は受験ごとに合格率の変動が激しいので一筋縄では行きません。合格率は低い時は平均で20%前後まで落ちるようです。

参考までに2019年8月25日に行われた運行管理者試験の結果は「貨物」が36,530人中11,584人で、合格率は31.7%でした。一方「旅客」が8,263人中2,624人が合格し合格率はこちらも31.7%でした。

4 運行管理者は運送業にとって重要。

運行管理者は事業所に最低1人はいないと業務が出来ません。会社にとって運行管理者は重要な存在と言えるでしょう。また30名以上になれば運行管理者を増員しなければならないので会社が大きい所はなんとしても確保したい人材です。

運行管理者を募集している求人が多いのは会社として成り立たなくなってしまうと言えます。

運行管理者のメリットとデメリット

運送業者にとって必要不可欠な運行管理者ですが、一般的なドライバーとは全く仕事内容が違い特有のメリットもあれば、辛い点もあります。

運行管理者のメリットとデメリットには、どのようなものがあるのか見ていきましょう。

運行管理者のメリット

運行管理者を目指し、従事するメリットは大きく分けて4つあります。

まず1つ目が『将来性がありキャリアアップにつながる』という点です。

最近ではコロナウイルスの影響で、通販で買い物をする人が増えてきており、関連のシステムなどに関しても大きく進歩しています。

加えてEC事業の急成長にともない運送業界の取扱量が大幅に増加しています。

そのため運送業界全体の売上が増加傾向にあり、更に事業拡大などを行う上で運行管理者は必須となり重宝される立場にあると言えます。

どのような業務や規模であっても運行管理者は必ず専任する必要があるので、キャリアアップに繋がります。

2つ目が『転職や就職に有利』ということです。

運行管理者は運送業者だけではなく、タクシーやバス関連の会社にも必要となります。

そのため同業種はもちろん、未経験であっても運送会社からタクシー会社など転職がしやすくなると言えます。

運行管理者の合格率は30%ほどと簡単ではなく、すぐに誰でも取得できないため、企業にとっては確保しておきたい人材です。

3つ目が『内勤で将来的にも安心して働ける』ということです。

ドライバーとして働く場合、トラックの運転はもちろん荷物の積み込みなどがあるため、歳をとるほど体力的に辛くなってきます。

また、視力や聴力などが落ちてしまうと最悪の場合、運転したくてもできなくなる場合もあります。

運行管理者の場合、事務所での勤務となり体力仕事はなくなり年齢関係なく安心して働くことができます。

4つ目が『やりがいのある業務』ということです。

運行管理者は業務全体を把握してスケジュールやルートを考える必要があり、現場を上手く機能させる上で欠かせない存在です。

また、現場の効率改善は会社全体の売上げアップに関係しているため、責任が大きい一方で成果が出たときには大きなやりがいを感じることができます。

運行管理者のデメリット

大きなメリットがある運行管理者ですが、責任が高くドライバーとは業務内容が違うことから特有のデメリットもいくつかあります。

まず1つ目が『人間関係の変化』です。

運行管理者となると、ドライバーとして個々で動く存在から現場全体を管理・支持する役割に変わります。

そのためいろんなドライバーと関わるようになり、全てのドライバーから指示を受けるというわけではありません。

会社の売上を重視しすぎると「運用行路がひどい」「休憩が取れない」といったクレームが入ることもありますし、全体の働きやすさを重視しすぎると「もっと働いてお金を稼ぎたい」といった声もあがるかもしれません。

運行管理者として広い視野を持ち、周りの意見を参考にしつつも流されないようにするのはとても気を使います。

ドライバーが自分の先輩であったり年上である場合は特に大変と言えます。

2つ目が『お客様からのクレーム』です。

スケジュールや運行計画などを統括するため、その内容に問題が生じた場合のクレームは運行管理者が受けることになります。

個々のドライバーに問題が多少あったとしても、そのクレームを受け止めて次に活かす責任があり、いろんなお客様に指摘を受けたり怒られながら対策を考えるのはとても辛いと言えます。

天候による交通渋滞などが原因であってもクレームが入ることは当たり前にあり、理不尽なクレームに耐えきれずに辞めてしまう人も中にはいるようです。

3つ目が『中間管理職で辛い』ということです。

ドライバー達の上にたって全体を管理する運行管理者ですが、会社でトップというわけではなく、現場に問題が起きれば会社の経営者側からも厳しく追求されます。

特に運送業界は、ちょっとしたミスが大事故につながるため、健康管理も重要な仕事の1つであり、運行管理者の責任でもあります。

休ませすぎると売上のことを指摘され、働かせすぎたことで問題が生じてもドライバーや上の管理職の人から責任を問われます。

このようなプレッシャーが常にあることは運行管理者ならではの辛さとなります。

5 運行管理者は稼げない?

運行管理者であっても給料が多く貰えるかと言えばそうではありません。会社によってはドライバーとして働いてからでないと運行管理者としての仕事をさせてもらえないという会社もあります。だからと言って資格がなければ管理する事は出来ません。

給料を相場より多く貰おうとするなら管理する立場を目指すというのも1つのやり方です。運行管理者の資格があれば給料を多く貰えるかは実際に現場で働いてみないとわからないと言えるでしょう。

6 運行管理者の求人情報の紹介

 

運行管理者の求人情報を見ていきましょう

6.1 運行管理者の募集例:横浜市の運送会社

給与

月給25万

必要免許

普通一種免許。運行管理者資格者であればなお良い。

勤務地

神奈川県横浜市

勤務時間

9:00~17:20 

休日 休暇

土日祝日

福利厚生

  • 退職金
  • 家族手当
  • 時間外手当
  • 雇用 労災健康 厚生 
  • 退職金制度:あり 勤続3年以上

詳細を見る

     6.2 運行管理者の募集例:東京の運送会社

給与

月給20万

勤務地

〒134-0086 東京都江戸川区

勤務時間

9:00~18:00 ※残業ほぼなし

休日 休暇

週休二日他に有給休暇などあり

福利厚生

  • 社会保険完備
  • 寮・社宅あり
  • 免許取得費用補助
  • 資格取得制度
  • 社員登用制度
  • 健康診断
  • 休日出勤割増金
  • 社会保険
  • 表彰制度
  • 長距離手当

その他の募集条件

  • 女性歓迎
  • 未経験者歓迎
  • 昇給
  • 退職金

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     6.3 運行管理者の求人例2:京都の工場

仕事内容

夜間事務(点呼係)
IT点呼業務をメインに、カンタンなPC入力業務やドライバーからの連絡対応などをお任せします。

「IT点呼」は、PCカメラやアルコール検知器などのIT機器を使った点呼で、
ドライバーの出勤時と退勤時に必ず行います。
PCの画面上でアルコールチェックなどを行い、
問題がなければクリックるするだけでOK!
画面を通じて行うので、その場にいながら各営業所の点呼が可能です。
非常にカンタンな作業ではありますが、
安全のために必要不可欠なポジションです。
慣れるまで丁寧に指導をしますので、未経験の方も安心してください。

給与

月給23万円

勤務地

〒610-0326 京都府京田辺市

勤務時間

【勤務時間】8時間(23:00~翌8:00)/休憩1時間

休日 休暇

月4日以上
日曜日、祝日、有給休暇
GW・夏期・年末年始などに連休あり

福利厚生

  • 有給休暇
  • 社会保険
  • 交通費一部支給

その他の募集条件

  • 昇給
  • 未経験者歓迎
  • シニア応援
  • ヒゲOK
  • 茶髪OK
  • ピアスOK

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     6.4 運行管理者の募集例:北海道の運送会社

仕事内容

運行管理業務全般をしていただきます。

  • ドライバーの点呼
  • 配車業務の補助
  • 運行管理
  • 整備業務
  • ドライバーさんへの業務連絡
  • デスクワーク(乗務記録、運転者台帳、車両台帳管理など)

給与

月給25万円から35万円

勤務地

北海道新冠郡

勤務時間

3:00~16:00のシフト制(実働5~8時間)

休日 休暇

月6日以上

福利厚生

  • 賞与
  • 退職金
  • 交通費支給
  • 有給休暇
  • 免許取得費用補助
  • 健康診断
  • 家族手当
  • 社会保険
  • 住宅手当

その他の募集条件

  • 未経験者歓迎
  • シニア応援

今すぐ問い合わせる

7 まとめ

国家資格である運行管理者の資格を取得すれば仕事を探す時に有利になります。しかし実際に働いてみると大変な割に給料が少ないと感じる事もあるでしょう。

ただ在籍している会社で給料を上げる事や転職先で給料の交渉をする材料となる事は間違いありませんので、運行管理者の資格を取得して自信を付けるのもありです。運行管理者優遇という会社はたくさんありますので探してみてください。

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